保険の活用
妊娠と保険は密接な関係にあります。まだ若くて病気とも縁の薄い人は、保険は必要と言われてもあまりイメージがわかないでしょう。しかし、妊娠すると話は別で、保険について気になってくるものです。
これはタイミングが重要で、妊娠してから保険に全く入れないわけではありませんが、条件がいろいろつくので不利になります。つまり、妊娠する前に保険に入いるというのが正解なのです。
特に医療保険は妊娠前の加入がお勧めです。妊娠すると、入院、手術の可能性もかなり高くなります。また、妊娠中毒症、つわり（妊娠悪阻）、切迫流産などの可能性だってあります。出産自体が帝王切開になる場合もあります。こうした事に備えるためにも、妊娠前に医療保険に加入したいところです。
殆どの場合で、入院や手術の保険金が支払われます。事前に保険に加入すれば、安心して出産にのぞめます。妊娠告知では、１年間は子宮部位不担保です。つまり１年間は妊娠出産、子宮関連での院、手術しても保険金が支払われないのです。妊娠以外の子宮内膜症などだと、更に５年間の不担保がつく場合がありますから、妊娠より更に不利になるわけです。
帝王切開での出産後は特に注意です。1回でも帝王切開をした人は、生涯にわたって妊娠、出産に関する給付が下りない条件がつくことがあります。
ここまでの話で「妊娠しているかどうか」というのが、保険加入の大きなポイントになっていることが理解できたと思います。保険の申込時、告知書に記入する際にも「現在妊娠していますか？」という項目があります。こうした告知の仕方等については非常に重要ですから、必ず保険会社に確認しておきましょう。